
その昔、
農家の娘が飼馬に恋をした。
怒った娘の父親が馬を殺したところが、
馬と一緒に娘も天に昇り
オシラサマになった。
オシラサマは農業の神さま、
馬の神さま、あるいは、
蚕の神さまだとも言われている。
「娘と馬の恋物語」民話と伝説の里、岩手県遠野。来てみると、やけに人が多い。なるほどね!河童のクゥ人気で、ゾロゾロとかっぱ淵へ歩いてる。
天の虫と書いて蚕。蚕は繭を作り、それが絹となる。昔、幼なじみのさっちゃん家が蚕を作っていたので、見せて貰った事がある。あれ以来だ。こんなにたくさんのお蚕さんを見るのは。蚕を大切に思う気持ちからだろう。みんな、「お蚕さん」と呼んでいた。そう言えば、宇都宮にあったデパート、上野百貨店を、みんな「上野さん」と呼んでいたっけ。もうこの上野さんは閉めてしまっているけれど、こう言う言い方って、全国的に珍しいんじゃないかなぁと思う。
さっちゃんちでは今でも蚕を飼っているのだろうか?
繭から絹糸を紡ぐ事が出来た。細い細い絹糸が切れずにほどけて行く。「わぁわぁすご~い」と感激した!そして、繭の中から天の虫が現れた。こんにちは~!伝承園にいたお蚕さん。お元気で~