裏を返す

 b0008478_22244649.jpg恵那市三郷町にある、臨済宗の威代寺さんの裏庭で見付けたサボテンの花。お畳半畳程に広がるたくさんのサボテン。その中に鮮やかに咲いていた黄色いその花に、思わず心を奪われた。財津一郎さんの歌が流れ出し、一つ屋根の下のドラマがよみがえり、「サボテンの花って、こんなにきれいなんだ~」と、つぶやいてしまった。ご住職のお母様であろうその方が「この時期はサボテンの花がきれいやに~」と、私のつぶやきを拾って、話をしてくれた。
 威代寺さんに来るのは2度目。昨年の夏はお子様向けに講談をした。全員が寿限無を言える事に驚いたっけなぁ。今回は檀家さん向けの講談だ。粋な世界では、「馴染み」となる迄には3度通わなければならない。3回目にようやく「馴染みの客」と認めて貰えるんだという。2回目を「裏を返す」と言う。そんな廓の世界に乗っ取って、いつも思う。2度目、そして3度目。芸人として、又呼んで貰えたこの時が、ほっと胸を撫で下ろす瞬間だ。
 b0008478_22261871.jpgこの威代寺さんには、国宝級の木造十一面観音がある。仏像好きの主人が見たい見たいと言っていたので、私が先陣を切って、今日こそは拝見したいものだとお堂に行ってみると、なんと扉が閉まっていた。聞いてみると、4月と10月の御開帳の時でないと見られないんだそうで、あら残念。ご住職がどうぞどうぞと勧めてくれたが、お忙しい法要の日、丁重にお断りした。又来る口実が出来た。10月に拝見しに参りますと言って帰って来た。
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by hinihiniaji | 2007-07-11 22:22 | 講談


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