人気ブログランキング | 話題のタグを見る

円空仏のあるお寺

 円空仏のあるお寺_b0008478_22341698.jpg円空仏を知ったのは今から3年前の事。結婚したての冬、主人が愛知県の春日井という所に円空仏を習いに行き、ひたすら朝から晩迄仏様を彫っていた。初めは木っ端位の小さい物だった。2㎝×20㎝程の大きさ。調度遊びに来ていた友達のみかと一緒に見よう見まねで1体だけ彫った事がある。「好きな木を選んで~」と言われ、無意識で選んだ物は出来上がってびっくりな、お腹の大きい妊婦の円空仏だった。その後私は妊娠した、縁のある有難い仏様となった。
 主人はどんどん大きな木になり、いつしか先生が「もう来なくてもいいよ」と言うまでになってしまった。4回位しか教室に通わなかったと思う。恐るべし上達振り。そして、新聞に載ったり、先生から自分の代わりに教えて貰えないかなどと言われる迄になってしまった。恐るべし。
 円空さんというお坊さんが各地を行脚して回り、至る所に木で彫った仏様を置いて行ったんだという。それは、一夜の宿をお借りしたお礼にお経を読むのと同じような意味で置いて行ったのかもしれない。東海圏には円空仏が納められているお寺が多いらしい。
 ついに本物の円空物を拝む事が叶った。それは、長野県の南木曽にある等覚寺さん。じっきー和尚のご縁で講談をやらせて頂いた。今日はお施餓鬼の後の余興だ。暑さもほどほどで着物でぐっしょりとならず助かった。きっと、檀家の皆様も助かったに違いない。
 円空仏のあるお寺_b0008478_22333436.jpg南木曽町には円空仏が6体見つかっているそうだが、そのうち3体がこの寺に納められている。境内左手の円空堂には、1686年(貞享3)に制作された記録が残る弁財天十五童子像と天神像、庫裏には全長48cmの韋駄天像があった。台所の神様の韋駄天さんは手を伸ばしたら届きそうな所にあり、「これが本物か~」と、手を合わせ講談をした。そして、帰りがけに見た、円空堂の童子像がかわいらしくてかわいらしくてニコニコしてしまった。財の神様、知恵の神様を拝み失礼して帰って来た。
by hinihiniaji | 2006-08-01 22:28 | 講談


<< 南木曾驛 隔世遺伝 >>