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ホオバズシラスト(多分)

 7月9日(日)
 近所のいろんなおばちゃんに声をかけてもらえる幸せ者のあたしは、去年初めての~ばぁちゃん主催の「朴葉寿司をみんなで作りましょう」の会に参加させて貰った。当時1歳の息子につわりの小さなお腹を抱えて参加したので、4人のおばちゃんのする事をちらっ!ちらっ!っと見ながら、「あ~」とか「こら~」などと言って息子を追いかけ、ほとんど息子の相手をして終わってしまい、習うはずの朴葉寿司をただ箱に詰めて貰い持って帰っただけだった。それでも、初めての経験で楽しかった。
 そして、今年も大きな青々とした朴葉の季節がやって来て、再び参加させて貰ったけれど、昨年に増して、幼児と乳児を抱え、それに、おばちゃんが2人増えていて手もあるせいか、葉っぱをふいただけで何にもしなかった。
 話題は私が5月に地元で講談をした事になり、結局の所「あの時の講談師があんただって言われて見ても判らんわ~」「名前はなんちゅったっけ?覚えとれん」苦笑しながらも「芸人は名前を覚えてもらうのが大変なんですよね~」と切り返すと、「張り合いがないな~日に日に味が出ると書いて昌味」と、私のキャッチフレーズを言ってくれたおばちゃんがいてほっと救われた。
 今回もきっと何にも出来ないだろうからせめて我家の葉っぱを使って貰おうと、主人に頼み朴の葉を採って貰った。その数150枚。この葉っぱを採るのも手間だし、1枚1枚洗うのも手間。まぁ考えてみれば、私は葉っぱを運ぶだけで何にもしない訳だけどねぇ。こちらの気持ちでした事だったのに、なんと「朴の葉買ったら高いよ~」などとおばちゃん達が言い、会費から差し引きしてくれ、私が払った会費は500円だった。それで、昼食で息子と二人でお腹いっぱい食べた上、朴葉寿司20個に柏餅15個を頂いて帰って来た。
 なんでもきちんと手を使い始めから終わりまでやらないと覚えられないものだ。解ってるつもりになっている。
 今日は畑のおばちゃんが作ってくれる事になり、朴の葉を持って行った。今日のあたしは違った。主人が採ってくれた110枚の葉を洗い、そして、なんと!初めてすべての具材に手を触れ、葉で包んだ。この葉を包むのが見ているだけでは覚えてないものだと思った。最初にどこを折るかがわりと重要だった。おばちゃんはしきりに私を褒め、「手早いなぁ。上手だなぁ」って言うけど、小学生じゃあるまいし、簡単だよーおばちゃん。
 具さえ揃えられれば簡単だし、これで、いつの日か我家で「朴葉寿司をみんなで作りましょうの会」が開けるな。殺菌作用がある朴の葉で1日包まれたお寿司、葉の香りが付く明日がおいしいんだなぁ。
 楽しき学びの一日。
 いろんな方から「我家の朴葉寿司」を貰うけど、私が勝手ながら付けた最優秀賞は上矢作町の圓頂寺ギテンママの作ったもの。
by hinihiniaji | 2006-07-09 23:47 |


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