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嵐と樵

 7月26日(火)
 今夜はすごい勢力の台風が来るらしいと主人の友達のラジオが言っていたそうだが、どうやら東海地方はたいした事がなく過ぎていった。庭にあるプール用のテントを取り込もうかとか、いや、面倒だから私が中で押さえているだとか言って、結局片付けなかったが、大成功だ。やれやれ。
 テントに入り支えを押さえている私がテント毎飛んで行ってしまう想像をして、楽しいやら恐ろしいやら、想像とは果てしない。何しろ先日天気のいい日にどうした訳か、テントが風と共に去りぬになってしまったのだから、危うい。庭の前は谷の様になっていて、その前は同じ所に傘が飛んでいってしまった。トトロの様に飛べたら面白いなぁ。だけど、拾う係りは主人だから、余計な仕事が増えて機嫌を損ねてしまう。
 嵐になると大変なのは山を守る人達だ。友達に森林組合に勤める人がいる。お金の出所が無く森林組合の存続が危ないそう。「やれる所までやってみる」仕事に生き甲斐を感じているのだろう。その言葉は強く頼もしかった。
 人は、すべての災害の根本は山にあると判っているのに、大きな組織はなかなか動かない。海が汚染するのも、人が山をいいわいいわで傷付けて来てしまったからだ。
 国が国を守るために必要な事を、すぐ方向転換してやることは出来ないのだろうか?
 もし、世の為に暑い日も雨の日も寒い日も凍える日も、安い給料で山を守っているたくさんの人達の仕事が「お金の出所が無い」と言う理由で失われるとしたら本当に嘆かわしい。
by hinihiniaji | 2005-07-26 22:38 | 生活


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