栗おこわ

 9月19日
 だぁりんの実家から栗おこわが届いた。ほんのりとあったかい。熱々でもなく冷めてもいないこのほんのり感が作った人の温かみを感じる。家と実家は同じ岐阜県とはいえ車で2時間かかる。義母が「出来立てだったから車の中で蓋を開けたままにして、途中で閉めたの」と言った。叔母の福ちゃんが作り、義母が心を込めて運んでくれた栗おこわ。午後4時近く食する。季節を今日も味わった。我家の栗より遥かにうまい。岐阜も栗が取れるそうだ。
 ふと、思い出した事がある。電撃的結婚が決まり(自分たちの中で)親の元に挨拶に行く日がやって来た。調度一昨年の今時分。私の実家。友達から‘玄関で門前払い,だとか、‘玄関で入れて貰えず12時間粘った,‘2回3回通うのは当たり前,などと脅されていたので、どんな事になるだろうとだぁりんはまぁまぁ緊張し、(このまぁまぁな所が可愛気が無いんだけど)普段のおめかし着は作務衣なのにスーツを着込んで辿り着く。何しろ車を走らせ7時間の距離だ。着いたのは夕食の時間。 
 「どうぞ」と案内されリビングへ。‘おやおや?簡単に通されたぞ,
「お腹すいたでしょ?お赤飯作ったから」‘あれあれ?お赤飯て?めでたい時に作るものだよね?,
「お姉ちゃん好きだから栗も入れてみたから」‘いやー、栗はいいんだけど何で赤飯なの?,
 この赤飯を見て、だぁりんは形ばかりの「娘さんを私に下さい」が言えなくなり、挨拶が挨拶出来ず、なごやかにご飯を食べて終わってしまった。しかも、初めましてなのに、「泊めさして貰うからね」の私の一言でどこの馬の骨か判らない筈の某を母は快く泊めてしまったのだ。
 急に思い出したある日の出来事だ。 
 今日のはおこわと言ってるけど小豆も入っていて母のと見た目は同じだけど、味は違う。だってお母さん、いくら私が好きだからってスーパーの出来合いの甘く煮た栗を入れちゃあせっかくのお赤飯が台無しでしょう!
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by hinihiniaji | 2004-09-20 00:21 |


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