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おすすめの一冊

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私が本の紹介をするなんて、茜お姉さんの小説くらいで、なかなか無い事ですが、今回はこの一冊をご紹介。
ちなみに茜お姉さんは、来月講談社から新刊が発売されます。

こんな私が、楽しく読まさせて頂いている、グスコー出版から今年出た「遠くの空に消えたのさ」という堀井六郎さまの、私的昭和大衆歌謡考です。

六郎氏の昭和歌謡に対する愛情あふれる考察が実に楽しい。えーっ、こんなに歌が好きだったのぉ?と、氏と親しくさせて頂いている私としては、ニヤニヤ、ワクワクな読書タイムとなっています。

六郎氏の子供時代の昭和が織り交ぜられ、ユーモアあり、めちゃくちゃ強い思い入れありで、たくさんの歌が紹介されていますが、知っている歌は、うんうんそうそう。知らない歌は、うわー聞いてみたい。六郎さんちに乗り込もうか、などと思ったり。

いやいや、お宅に遊びに行った事は無いのですが。

特に歌が好き、フォークが好き、演歌が好きと思わなかった子供時代。それでも、昭和という時代は、たくさんの耳に心地よい歌が流れていました。

この本を読むと、子供時代の思い出が、現れます。

父が八代亜紀を好きだったという記憶。そして、妙に前川清や森進一の歌声が耳に残ったり、オンタイムでは知らないフィンガー5を口ずさんだり、私に相当の影響力を与えていたんですね、テレビは。
そういうお茶の間の思い出が現れるのです。

それに、この講談界に入り、ご縁あって、作詞家の野村耕三先生に出会い、可愛がって頂いたご縁がご縁を生んで、たくさんの音楽業界の、先生方にお会いしました。

懐メロのメッカみたいに言われていた、古いレコードをたくさん収集しているマスターのいる中野坂上の艶歌にも良く行きました。

みんなみんな懐かしい思い出と共に、この本を読ませて頂いています。

楽しいです。是非皆様お手に取って下さいねっ!
by hinihiniaji | 2014-10-28 10:58


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