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作品個数500個

 12月26日(日)
 今年の窯焚き最終戦に突入した。テツオウは無事だ。
 先日、窯詰めの際に「作品は一体何個入っているの?」と聞いてみた。おおよそ300個位だろうと思った。
 ところが、花入れ、大壷、茶碗、香合、水指、といった花器、茶器、合わせて200個。お皿、湯呑み、飯茶碗、コーヒーカップ、ワイン呑み、などの食器が300個。ざっと計算してその位だ。
 しかし、それだけの作品を詰めるのに、1日半でやってしまうというのは、なんとまぁ、時間が惜しいからといっても大変だ。常に中腰で、狭い部屋の中にいくつもの、足を組み、小さなものを入れて行く。又、重い壷を少しづつ丁寧に入れて行く。腰には常に下呂膏が貼られている。何度整体に行こうが完治しない腰。
 
 一度だけ、この窯詰めを朝から晩まで手伝ったことがある。決められた順番に窯の中にいるテツオウに作品を手渡して行く仕事だ。夕方になり、今日の仕事が終わり、さぁ、ご飯の仕度をと言う時、鍋を持とうとしてもつかめないくらいヘトヘトだった。ガシャンとなんどやっても下に落としてしまうので、苦笑したテツオウは「もういいよ。あるもの食べれば」と言った。
 初めての事と、割ってはいけないという緊張感で、私はピーンと張りつめていたんだと思う。その緊張の糸がプツンと切れた時、私は自分がどんなに疲れているかを思い知らされた。
 窯詰めというのはそれくらい緊張感のあるものだ。
 さぁ、テツオウが一人で作った、登り窯式の蛇窯の5部屋には、たくさんの作品が入っている。今、又、新たな作品が生まれようとしている。
by hinihiniaji | 2004-12-26 15:04 | テツオウ


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