11月20日(土)
今日我家へ4人のお客さんがあった。
まずは、朝7:30過ぎから彼女を連れて久し振りにやって来た従兄弟のたかしくん。今日はたかしに金メダルのお祝いに飛騨牛をご馳走するヒダ!
たかしは、10月に行われた岩手の技能五輪で見事に優勝し金メダルを貰った。来年の5月、世界大会の行われるフィンランド行きのキップを手にした。毎日毎日プレッシャーと戦い勝ち取った栄冠は20歳の男にしては素晴らしい物がある。物作りにこだわるだけあって、我家での初めての陶芸はこれまた見事!うちの弟子に欲しい。心から欲しい。今時こういう若者は探しても見付からない。熱い男だ!
家も近所で兄弟の様に育ったおねぇちゃんとしては、ベタボメな感じ!うちのだぁりんも弟子に欲しいと言うが、本人は石の世界に熱中してるから、なんと言っても無理な話なのだが。本気で欲しい。
最近熱い若者がどれだけいるのだろう。会いたい彼女とも会わずして、ひたすら細工の練習に時間をかける。でもまぁ、彼女作っている様じゃまだまだ甘いなどと言われる方もいらっしゃるかもしれないが。そこは大目に見よう!彼女は気の聞く可愛い子だったから。
そして、夕方現れたのは、土で現代アートをされているだぁりんの知人が小学校の先生を連れて来た。先生には見えない興味津々質問攻めの年の頃なら20代後半の女教師。(きっともっと若いだろう)デスクワークのをしているOLにしか見えない感じ!
でも、どうして我家に来たかにちょっと感動。社会の先生らしく、岐阜県の地場産業の陶芸に関する事を取材して、子供達に伝えるそう。自分の貴重な時間を使い、わざわざ足を運び、大量生産の窯や、個人の窯、うちの様な登り窯、陶芸家と言われる人の生の声を聞き授業に役立てると言う。最後には、どんな職業でも、行き着く所の「人」について学ぶと言う。
「芸は人なり」と我が師匠が言った言葉がある。先生にこの言葉を贈った。
熱い先生に会え、とてもうれしくなった。知識なんかどうでもいい。この「熱」がきっと生徒の心に焼き付くと思う。