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花しょうぶ園

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 岐阜市のお隣、大垣市は水のキレイな所だと昨年愛・地球博で出会ったチャンスおじさんが言っていた。チャンスおじさんは大垣市に住み、占い師をしているそうだ。
 叔母と妹たちと離れ、一人マンゴーかき氷を手に持ちどこで食べ様かなぁと歩くと、正面のベンチが空いていた。日差しは強いし、おじさんが隣にいるけど仕方がない。座ってマンゴーかき氷を食べていると、隣のおじさんが話しかけて来た。
 「おいしそうだね~何食べてるの?」「マンゴーかき氷です。スッゴク人気があっていつも行列しているのに、今日は案外空いてたから列んで買いました」と言うと「どこから来たの?」と聞かれお互いの住む場所の話しになった。
 初めての大垣市はあの春日の局の父親の曽根城の跡地にある花しょうぶ園となった。なんでも、木曽川三選に選ばれる位のキレイな所らしく、水のキレイな所にしか生存しない魚がいるという。
 美しい菖蒲の花々を眺めながら、身ごもりながらも出掛けて行った愛・地球博を思い出した。
 「あなたは人相がいい。歳を重ねる毎に幸せになりますよ。宝くじを買った事はある?」「最近は全然買ってないですね~」というと、「そういう人が1番いい。今年の12月の奇数日に名古屋の名鉄チャンスセンターで宝くじを買うといい。連番30枚バラ20枚それ以上買っちゃダメ。買う時に足踏みするといい」と教わった。自分も借金を抱えていたが、宝くじを当て返済が出来たのだという。そして、人にも教え、その教わった人というのが、宝くじを目茶苦茶当てているらしい。そういえば「笑っていいとも」で見た事があるなぁ。
 チャンスおじさんはこうも言った。「夢に蛇を見ると必ず当たりますよ」私は良く夢を見るし、その頃白蛇の夢を調度見ていた。その話しをすると、「あ~あなたには蛇が付いているんだね~」
 「ヨッシャー」主人に内緒にし、いっちょ買ってみるか、と考えたが、内緒は良くないと思い留まり、伝えてみると、思いの他「買ってみようか」という返事だった。私が気が済めばいいと考えたらしい。
 12月の頭といえば、例年になく雪がたくさん降った。スタッドレスにしていないタイヤで雪解けを待ち、いざ出発という時に、タイヤが滑って水路にはまってしまった。「止めようか」という弱気な私を尻目に主人は一人、タイヤと格闘して、見事にタイヤを救い出し、名古屋迄出掛けて行った。
 神棚に初めて大量に買った宝くじを供えた。宝くじが当たればそのお金で「陶芸の原料屋」を買おう。そう言っていた。その頃主人はお世話になった原料屋の社長が亡くなり、原料屋を任されていた。しかし、興味の無い息子さんが会社を売りに出してしまい、聞かされていない主人があっちへこっちへ走り回っていた。何故なら、買った会社というのが、材料の事を余り知らない所だったからだ。社長が70年かけて集めて来た貴重な土が、タイル生地になってしまう。忌まわの際で「原料を頼む」と言われた主人。しかし、どう動いても前へは進まず、結局の所人手に渡った。
 結局、大金を出してまで原料屋を『やるな』という教えだったのだろうか?3000万円あれば買えたのに、当たったのは3000円。
 今ではその原料屋で知り合ったお客さんに頼まれる為、細々と原料屋をやる支度を進めている。
 菖蒲の花とは何の関係も無いチャンスおじさんとの出会いを思い出した6月10日の曇り空。
by hinihiniaji | 2006-06-10 16:24 | 生活


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