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かいだんめぐり

3月11日(土)
 今日は気温が18℃になるという天気予報。梅見には絶好の週末だ。梅林公園は行ったので違う所に行こうと谷汲山という西国三十三ヶ所巡りの最終地に連れて行って貰った。かいだんめぐり_b0008478_11364018.jpgここは谷汲村という所で、岐阜県でも雪深い所らしい。谷汲山の奥に入ると道の端には雪が1メートルちょっと積んであった。今日の天気で少しは解けて行ってるが、全部無くなるのはいつなんだろう。
 94段の階段を上がると、左手に「かいだんめぐり」とあった。かいだんめぐり_b0008478_11364051.jpg義母から聞いた時に怪談だと思い、お寺でお化け屋敷?と思ったが、そうじゃなかった。善光寺にも同じものがあるらしいが、私には何の事かさっぱり解らない。とにかく体験してみた。係の人に100円を払い説明を聞く。階段を下りた所に「錠前」があるのだという。高さは顔の辺り。手探りでその錠前を見付けると、なんだか良いらしい。真っ暗だと両親から聞いていたが、こんなに闇とは思わなかった。すぐに引き返したい位怖かった。前後に巡っている人は無く、頼りない。それでも後戻りは出来ない。もし、次の人が来たらゴッツンコなんて嫌だし、諦めるのも情けない。
 階段を下りたが、なんだか良く解らない。手探りで歩き、触っているけど、解らない。怖いからどんどん進んでしまう。どこにも錠前などなく、一体いつ終わるのぉ?と、半ベソで歩いていると、明かりが見えた。安心したら、出口だった。とうとう見付けられずに終わってしまった。
 みんなの元に行くと、息子が煎餅を食べ待っていた。義母が「どうやった?」と言うので、「恐かった~。全然見付けられなかった~」と言うと、「私も初めての時は見付けられんかったけど、2回目でやっと見付けられた」という。リベンジしたいけど今度は一人じゃ嫌だ。
 闇の世界から抜け出、光の世界にいる安心をつくづく感じた。
 驚いたのは、普段甘えて自宅の階段もおんぶで上り下りする息子が、行きも帰りも、自分の足で歩いた事。この子は『時と場合』を知っている様だ。自分で歩いた方が有り難みがあると感じているのだろうか?
by hinihiniaji | 2006-03-11 22:36 | 生活


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