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山岡の花火

 8月19日(金)
山岡の花火_b0008478_19311983.jpg 毎年8月16日は、山岡の林昌寺主催の「爪切り地蔵」というお地蔵様の為の奉納花火がある。お寺が主催と言うのはとても珍しい事で、それもみんな山岡の人達が支えていると思うと、本当に偉い町だ。 
 弘法大師が林昌寺に泊まり、お礼に爪で彫ったというお地蔵様があるという。「ほんまかいな?」なんて疑問はどうでも良くて、田んぼの真ん中から上がる花火にお地蔵様も大喜びで、花火開始6時まで降っていた雨もすっかりやんでしまったのは本当に神がかり的だ。長い歴史の中で、1度だけ中止になった事があるらしい。その年は疫病が流行った事から、こうして、毎年毎年、戦時中も上げていたという。山岡の花火_b0008478_19385369.jpg私達は、歩道の1番良い位置に陣取ってくれたお寺のしのぶちゃんに感謝しながら、ねっころがって花火を観賞!優雅!風流!行儀悪い?いやいやこれが花火の醍醐味!
 私は今年で2回目だけど、お寺の親戚の子、山岡中学校の14歳ひとみちゃんは生まれてからずーっと花火を見ている。この子と赤子の話をしたのは不思議だった。「本を読んで聞かしてるの?」「泣いてる子がサングラスをかけさせられると泣き止むよ」「赤ちゃんはレジ袋をカシャカシャやると泣き止むんだって」14歳のうんちくはテレビの影響らしいけど、中学生にこんな話を教わるとはビックリ!
 急に「お仕事は何ですか?」と聞かれ「講談師だよ」と答えた。判らなかったので、「落語みたいなもんだよ」というと、「落語好きー!」と答えた。頼もしい中学生と会えてうれしかったぞ!
 
by hinihiniaji | 2005-08-19 19:41 | 生活


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